IBS茨城放送のラジオ番組:「JAさわやかモーニング~やさしい法律~(9月29日)~」で「交通事故を起こすと」が放送されました。

2020年10月1日

 9月29日(火)にJAさわやかモーニングでやさしい法律「交通事故を起こすと」が放送されました。

 放送内容については下記の通りです。(アはアナウンサー、杉は杉下弘之弁護士です)

突然ですが、交通事故を起こしてしまったと仮定します。
どういうことが考えられますか?

はい、車と車の衝突だと、車の破損の弁償です。
もし相手の人が怪我をしていたら救急車を呼び、傷の治療費が発生します。
もし、仕事を持っていて、そのために仕事を休めば休業補償とか…
すごい大変ですね。

そうなんです。車輌の弁償・治療費・休業補償、場合によっては後遺症の医療費・精神的苦痛による慰謝料などがかかります。

でも、それは保険会社がやってくれますよね?

少し甘いですね。

あ、すみません。先生が言われたのは、いわゆる「民事事件」ということですね。

はい、「民事事件」と言われますが、交通事故には「民事事件」と「刑事事件」も同時進行です。

というと?

交通事故が原因で、相手が怪我をしていれば「過失傷害事件」、亡くなってしまったら「過失致死事件」です。「過失」でなく「故意」なら「傷害」や「殺人罪」になります。

では、怪我がなくて車だけ壊れていただけなら、いわゆる物損事故だけですよね。

またまた甘いです。

怪我がなく車だけでも何かあるのですか?

「道路交通法違反」という立派な刑事事件です。今言いましたとおり、交通事故が原因で怪我をしてしまったら、道路交通法違反による過失傷害事件、亡くなっていれば過失致死事件です。
さらに、スピードが出ていればスピード違反。信号無視や飲酒運転なども罰が与えられます。

罰金や刑務所に入ったりすることもあるわけですね。

そうです。少し難しくなりますが、刑罪の種類には刑法第9条に定められていて、死刑・懲役・禁固・罰金・拘留・科料の6つがあります。

刑罪は6種類ですか。

しかし、交通事故を起こすと「刑事事件」・「民事事件」にかかわり、またもう1つあります。

まだ何かあるのですか。

「行政処分」です。

行政処分?

交通事故を起こした程度により、交通事故と違反点数・免許の停止や取り消しです。

なるほど。それでは先生、今月のポイントをお願いします。

交通事故を起こすと、内容によって「民事事件」「刑事事件」「行政事件」の3つが問題になります。皆さん、気を付けましょう。

以上