IBS茨城放送のラジオ番組:「JAさわやかモーニング~やさしい法律~(9月10日)~」で「民法改正によりパソコンで作成できる遺言書」が放送されました。

2019年9月12日

9月10日(火)にJAさわやかモーニングでやさしい法律「民法改正によりパソコンで作成できる遺言書」が放送されました。 放送内容については下記の通りです。(アはアナウンサー、杉は杉下弘之弁護士です)

今日は民法改正によりパソコンで作成できる遺言書ですか。
今まで遺言って自分で書かないといけないとか、無理なら公証人役場で書いてもらわないといけないと認識していましたが、パソコンでもいいのですか?

はい、パソコンでもOKになりました。
しかも財産の土地や建物、貯金など、その項目が書いてあるところのコピーでもよくなりました。

先生、もう一度聞きますよ。
パソコンやコピーでいいのですね?

はい、OKです。

いいですね。それは楽になりましたね。
時代の流れでしょうか。

そうですね、時代の流れもあります。
ただし…

やっぱりただしがつくのですか。

はい、でも簡単なことですよ。
ページ数全てのコピー1枚ずつに署名・捺印が必要です。
パソコンを打ったのが3枚あれば3枚、5枚なら5枚の分。
登記簿謄本もです。

それくらいならできますね。
署名ってサインですよね?

そうです。あと目録はつけます。つまり目次です。
この改正は2019年1月13日でした。

やっぱり難しい気がするのですが。

いいえ、最初から遺言書を描くのが難しければ、文房具屋や本屋でエンディングノートを売っているので、財産整理や覚え書きに利用している人も多いようです。

あー、エンディングノートですか。

はい。ところで、自分の不動産の土地の名義や地番を知っていますか?
地番は住んでいる住所と違って土地の番号です。

えー、土地の名義は死んだ親父のままだったかな。あれれ。

そうなんですよ。
いざ遺言書を書くとなると、はっきりしないことがよくあります。

それに文章でも遺言書でも文字を間違えたり、「てにおは」を間違えたときは訂正印を押しますが、先生、訂正印を押しただけではだめなんですよね?

そうですね。何字加えた、何字消したと数字を書きます。
他人が字を加えたり、都合悪いところを消してしまうこともありますので。

あー、大変。

そうです。手書きよりも登記簿謄本をコピーすれば問題ないし、誰の所有の土地か建物かはっきりします。
現金通帳等も同じです。コピーを添付すればいいのです。

でも先生、パソコンやコピーで大丈夫なのですか。
なんか心配になってきました。

いいところに気付かれました。
パソコンで打った財産の目録1枚1枚、コピーした登記簿謄本や預金通帳のコピー1枚1枚に署名捺印すればいいのです。

先生、すみません。

またまた心配があります。

何でしょうか。

遺言ができたらどこに保管すればいいのか心配になりました。
私がこっそりしまって、もし死んでしまったらどうなるのか。

そうですね。今回の改正にはもう1ついいことがあり、法務局で預かってもらえます。

えー、個人の遺言書をですか?

はい、実費の料金はかかりますが。
これは来年の7月10日からです。

それでは先生、今日のポイントをお願いします。

今年の1月13日から民法が改正され、遺言書の作成はパソコンでOK、コピーOKになりました。
そして来年の7月10日から遺言書を法務局で実費料金を出せば預かってもらえます。
ただし、遺言の文章と日付と名前、それに判を押すことは今まで通りです。