IBS茨城放送のラジオ番組:「JAさわやかモーニング~やさしい法律~(4月30日)~」で「土地を買うときに注意することーその2ー」が放送されました。

2019年4月30日

4月30日(火)にJAさわやかモーニングでやさしい法律「土地を買うときに注意することーその2-」が放送されました。

 放送内容については下記の通りです。(アはアナウンサー、杉は杉下弘之弁護士です)

前回の4月9日の放送のときは、第1に土地分譲の広告は、家を建てられる土地かどうか広告のすみや裏の方までよく見ること。第2に契約書に判を押すときは、家を建てられる土地かどうか、契約書のどこにそのことが書いてあるかを確かめてから判を押すことが大切であることを話していただきました。
そのほかに、土地を買うときはどういう点に注意したらよいのですか。

 

土地の登記簿謄本を必ず見てください。

「登記簿謄本」というのは「権利証」のことでしょうか。

いいえ、「登記簿謄本」と「権利証」は全く違います。
よく「権利証」は見たことがあるけど、「登記簿謄本」は見たことがないと言う人がいます。
また、「登記簿謄本」を持ってきてくださいと言うと「権利証」を持ってきてしまう人がいます。

「登記簿謄本」と「権利証」はどう違うのですか。

はい、「登記簿謄本」というのは土地や建物についての戸籍謄本のようなものです。
土地や建物について、所有権が誰にあるかということが書いてあります。
法務局でデータが保管されているので、法務局に申し出れば誰でもその登記簿を見ることができ、600円出せば謄本、つまり写しをもらうことができます。

なるほど。登記簿謄本は法務局にあり、申請すれば手に入る。
では、権利証は?

権利証はその土地・建物の所有者が持っています。

登記簿謄本は法務局にあり、権利証は土地・建物の所有者個人が持っているわけですか。

はい、そうです。
そして大切なのは登記簿謄本には「甲区」といって所有権について書いてある部分と「乙区」といって所有権以外の権利について書いてある部分があるということです。

先生、土地を買うときは登記簿の「甲区」とか「乙区」を見ればいいのですか。

はい。まず、「甲区」の所有権の欄を見て、現在買おうとしている土地が誰の所有権かという点を確かめる必要があります。
次に「乙区」の所有権以外の権利の欄を見て、その土地の抵当権などの担保がついていないことを確かめる必要があります。
そして、土地の所有権がわかったときは、その所有者に対して「本当に土地を売りに出しているのか」を確かめる必要があります。

そこまで確かめる必要があるわけですね。

そうです。大切な財産になるわけですから。

まぁ、用心、用心ということですね。
それでは先生、今日のポイントをお願いします。

はい、第1に土地を買う場合はその土地の登記簿謄本を必ず見ること。
第2に登記簿に載っている所有者に土地を売る意思があるかどうか、確かめることが大切です。
皆さん、大金を出して買う大切な土地ですから、十分注意してください。